【ひらめき☆マンガ教室】第3回課題・画面を作る 感想まとめ編【第4期】
第3回課題・画面を作る
はじめに
2020/11/07、ひらめき☆マンガ教室第4期の第3回講義がありました。
今までは講義前に書いていましたがスケジュールの都合から今回は講義後のタイミングで「感想まとめ編」の記事を作成しています。基本的なスタンスは変わっておらず、「ひらマンに聴講生制度があるということは、このようなことをやらざるを得ないのだろう」ということが動機です。
この記事は主に以下の3要素から構成されています。
- 改めて課題文を読む
- 課題ネームを読み終えての感想
- おわりに
それでは本題に参りましょう。
改めて課題文を読む
第3回の課題文はマンガ家の『師走の翁』さんが書かれています。気になる方はこのパートの最後にリンクを貼っておきますので是非お読みください。
第2回の失敗から学んだことですが、ぼくが課題文の理解を間違えているとやはり間違った理解に基づいたコメントは的外れになってしまいます。そして今回で言えば、『漫画の冒頭をできる限り読者の興味を引いて読みたいと思わせるような始まりにすること』という部分についての理解が不確かなものでした。
ぼくとしては「インパクト(物語のピークの内の一つ)のある出だしにした上でめくらせたくすること」ぐらいのニュアンスで受け取っていました。けれでも、『興味を引く』とはもっと具体的な話であり、1ページから物語を始めようと思っている時点で認識が甘いというのが明らかになりました。このあたりについては「講義まとめ記事」の方で詳しく書くので割愛させていただきますが、要は求められていることを掬いきれなかったということです。『興味を引く』、と言われた時に「ストーリーで読ませよう」という発想はまずもって構造的に可笑しいですね。ストーリーはそもそも読まなければ分からないもので、『興味を引く』とは「読もう!」と思ってもらうことなのですから前後があべこべです。ということで、「冒頭は絵・演出で魅せる」というのがベターな発想だと分かりました。確かに、読者としての自分も冒頭で演出を見せられたらもっと読みたくなりますもんね。
そして講義後に書くとだいたいのことが「講義まとめ記事で書きます」になると分かりました。……次回以降、キチンとスケジュール管理を行って今まで通り講義前に出せるようにします。
ヒロインの意外性についてはこちらも認識が甘かったですが、ヒロインの立て方という部分に関しては「読者は主人公に目線を重ねることが多いのだから、主人公を通してヒロインが魅力的であるように描くのが良いのではないか」ということで、筋は悪くなかったように思います。
課題ネームを読み終えて
講義を受けた今となっては、確かに冒頭の引きを作れていない作品が殆どだったように思えます。が、一方で、読者に読ませようという意識に立った際、めくりを意識してページを構成したり、1ページではないにせよ2ページで演出を持ってきていたりとこれまでにない意識をもって作られたネームが多かったようには感じました。
そして第1回、第2回と比べたらどの作品も格段に読みやすく、明らかに目立ってしまうおかしな部分というのが劇的に減っています。すばらしい。本当にすごいです。
第2回と比べ、完成稿の提出が減ったとはいえ、レギュレーションを守っていた提出作品の数は前回より1作品増えていましたし、正規受講生のマンガを読むのが本当に楽しいです。
心から皆さんの作品をお待ちしております。
おわりに
スケジュール管理が大切だということを学んだ一か月でした。何の理由もなくコメントを書きだす日にちが3日ほど遅れてしまったので次回から修正いたします。
繰り返しになってしまいますが、それにしても皆さん、上達速度がすごい。読んでいて成長を感じるのも楽しいですし、読めるマンガになっているので単にマンガとして楽しめ始めています。完成稿に関しても、ネームの方が良かったということが殆どなく、着実に良い部分を増やしてきている方が多かったのでコメントに窮するほどでした。
読むのが楽しいからコメントを書くのも楽しい。
では、次の記事でお会いしましょう~。
師走の翁先生の新刊『Please!Freeze!Please! 』が、なんと、20020/11/18に発売だ!!
皆買うんだぞ~!!