とらじろうの箱。

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【ひらめき☆マンガ教室】第2回課題・あなたらしい作品を! ネーム感想まとめ編【第4期】

第2回課題・あなたらしい作品を!

はじめに

 明日(2020/10/10)はひらめき☆マンガ教室第4期の第2回講義があります。

 第1回課題に関するネームコメントを終えた後の『まとめ編』にも書いたことですが、「ひらマンに聴講生があるのは何故なのだろう?」と自分なりに考えた結果、「提出ネームに対してコメントを返す」ということをしています。今回の記事では第2回課題に関するネームへのコメントを終えた今、『大反省会』と称して『まとめ編』を書いていこうと思います。

 さて、この記事は主に以下の3要素から構成されています。

  1. 課題ネームを読み終えた今、改めて課題文では何が言われていたのか
  2. 課題ネームを読み終えての感想
  3. 大反省会(おわりに)

 受講生の方に直接関係してくるのは1と2になるはずです。もし、ぼくの考えていることに興味があれば3についてもお読みいただければと思います。

 さぁそれでは、本題に参りましょう。

改めて課題文を読む

 第2回の課題文は漫画家の『武富健治』さんが書かれています。気になる方はこのパートの最後にリンクを貼っておきますので是非お読みください。

 さて、以前にこのブログで『自分ならどうするか編』を書きました。

 その時には課題文を受けて「考えたこと」・「やるべきこと」という項目を設けて記事としたのですが、その後に続いた「自分なら結局どうするか」のターンで決定的な思い違いをしていたのでまずはそこを訂正したいと思います。

 課題文は最終的に『言葉を変えても、僕(=武富健治)が欲しいものはいつも同じです。あなたの伝えたいかけがえのないものが、ちゃんと伝わるように描かれている漫画。』とまとめられています。

 ぼくはこの『伝えたいもの』を考えようとしたとき、立ち止まることなく「伝えたいもの=自分の好きなもの」であるとしてしまったのです。

 課題文全体を良く読むと『きみのど真ん中』という言葉や『自信のあるジャンルの作品』を描いてほしいと書いてあります。もちろん『きみのど真ん中』や『自身のあるジャンルの作品』がまさしく「自分の好きなもの」であることはあり得ると思います。ですが、同じくらい当然に「自分の好きなもの」がそうでないということもあり得るのだという思考が完全に抜け落ちてしまっていました。

 そして、いつの間にか今回求められていたのは「自分の好きなものを伝えることである」と思考が狭まっており、課題文の要求に上手く適応できない思考のままで「自分ならどうするか」ということを推し進めてしまいました。
school.genron.co.jp

課題ネームへを読み終えて

 第1回の完成稿を含めての感想になるのですが、どの方のマンガも一か月前とはまるで別人ではないかと感じるほどにマンガが上手くなっていて、驚くばかりか感動すら覚えました。もちろん、どの方も第1回の時点ですでにきちんとマンガを描けていたのですが、そこからさらに見違えるほどマンガ然としているのです。本当に驚きました。

 他にも第2回課題文に対して賢い応答をしている方が多く、そのおかげで自分がいかに課題文を読み間違えていたのか気づくことが出来ました。

 例えば『自信のあるジャンル』として「人から褒められた部分」という回答を用意したり、『名刺となる短編』ということから「自分の出来る仕事が示せている作品」という応答をしたりと、ぼくより何倍も優れて柔軟に対応しています。中でも『老若男女問わず伝わる作品』という要求に対して「水戸黄門メソッドを用いる」という解を用意した方には驚愕するばかりでした。

 これは個人的な話になってしまいますが、第1回課題で作品提出の無かった方も第2回では作品を提出しており、本当に本当にうれしかったです。

 マンガの技術としても、お話の作り方としても、ネームに当たっての考え方(ネームアピール)にしても、第1回のころと比べて本当にレベルが違うと言いたくなるほどハイレベルになっていて、一聴講生に過ぎないぼくではありますが、読むのが楽しいネームばかりでした。

大反省会(おわりに)

 見出しの通りになりますが、第2回課題提出ネームへのコメントは非常に反省の多いものとなりました。

 第一に、ぼく自身が課題文の解釈をかなりの程度間違えてしまっていたことがあります。ぼくが課題文を間違って読んでいようが、正しく読んでいようが正規受講生の作品そのものには全く問題ないのですが、作成している記事はその性質上、このようなことがあると少しずつコメントがズレて行ってしまう作りになっているのです。そんな状況下でコメントを残すことになり、作品を提出されていた正規受講生の方には心から申し訳ないと感じています。

 また、第1回講義を通して作者の顔が見えるようになった結果、コメントを書く際に変に作者を意識してしまって、本来持つべきフラットな視点が多々ブレてしまいました。つまり、色眼鏡をかけたまま作品を読んでコメントを残してしまうことが何度かああったのです。

 ほかにも今回は、ぼく以外の受講生の方やひらマンとは直接関係の無い方が提出作品への感想を書いてくださるようになっていました。これ自体は本当にうれしいことではありますが、ぼくが必要以上にそれらを意識しながらコメントを書いてしまったために、意味もなくコメントが固くなってしまったように思います。あるいは前回、今回と60近い作品にそれなりの長さで文章を考えようとした結果、思考がパターン化されてしまい、同じようなことを同じような視点で同じようにコメントすることが増えていたようにも感じました。

 ぼくとしてはどの作品に対しても、ぼくなりに一生懸命に読み、誠実に向き合い、嘘の無いようにコメントを残そうとしていたつもりです。けれども、今回はそれが大いに空回りしてしまっていたと大反省しています。今回のコメントを受けて、おそらく必要以上に傷ついた方や嫌な思いをした方がいらっしゃるのではないかと思います。本当に申し訳ありませんでした。

 次回のコメントを書くまでにもう一度自分の行動を見つめ直し、出来得る限りで改善を施していこうと考えています。

 まだまだ未熟なところばかりな身ではありますが、よろしければ、また次回もお付き合いいただければそれ以上の幸せはありません。

 では、次の記事でお会いしましょう。