【放談】近づいている COMITIA142の足跡 耳を澄ませば 聞こえるイベントの音 同人誌売上レースが今年もやってくる!【NO.15】
はじめに
本記事では、オリジナル作品に限定された同人誌展示即売会イベント「COMITIA142」にて行われる会場内企画『ゲンロン ひらめき☆マンガ教室特別授業2022』及び『同人誌売上レース』を紹介しています。
COMITIAに興味のある方やマンガスクールに興味のある方はぜひご一読ください。また『ゲンロン ひらめき☆マンガ教室特別授業2022』では、批評家のさやわか、マンガ家の大井昌和・武富健治・米代恭(敬称略、以下も同じ)が登壇されますのでこちらにご興味ある方にもお楽しみいただけるかと思います!
COMITIAって何?
世の中には同人誌展示即売会というものがあります。ざっくり言うと、個人が勝手に作った本を展示したり、販売したりするイベントのことを指します。
有名どころとしては「コミックマーケット(通称コミケ)」がありますが、コミケでは二次創作作品の展示販売が可能な一方で、COMITIAは、展示販売可能な同人誌がオリジナルなものに限られているという点で違いがあります。
場合によってはCOMITIAという言葉に地方コミティアと呼ばれるイベントを含むこともあるのですが、本記事では東京都内で行われるイベントのことをCOMITIAとして区別し、そちらを取り扱っています。
COMITIAは年に4回(2月・5月・8月・11月)開催され、多くの場合は東京ビッグサイトが会場になります。サークルと呼ばれる出展者の数は3000~5000に上り、一般参加者を含めた総来場者数はおよそ2万~3万人程度であると言われています。
数としてやり取りされるものは本が多いのですが、音楽CDやグッズなども出品可能なため、実際には多種多様なものが展示販売されております。ハンドメイドアクセサリーなどもありますので、ちょっとしたバザーのような感覚でもお楽しみいただけるイベントです。
『ゲンロン ひらめき☆マンガ教室特別授業2022』って何?
COMITIAでは毎回、会場内企画というものが行われています。『ゲンロン ひらめき☆マンガ教室特別授業2022』もその一部で、株式会社ゲンロンによるマンガスクール『ゲンロン ひらめき☆マンガ教室』が出張して来て特別公開授業を行っています。今回は2022年11月27日(日曜)に、東京ビッグサイトで開催されます。
公開授業は2部構成をとっており、第1部は12:00~13:00、第2部は13:30~14:30になっています。教壇に立つのは、主任講師のさやわか(『僕たちのゲーム史』、『世界を物語として生きるために』など)の他、マンガ家の大井昌和(『おくさん』、『ちぃちゃんのおしながき』など)・武富健治(『鈴木先生』、『古代戦士ハニワット』など)・米代恭(『あげくの果てのカノン』、『往生際の意味を知れ!』など)になります。
第1部では「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 お試し版!」と題し、マンガを描くだけではなく「マンガ家になる」ための自己プロデュース力を身につけるひらめき☆マンガ教室の特色について紹介するそうです。
一方、第2部では現役のスクール受講生が制作した同人誌(COMITIA142の会場内にて実際に展示販売している本)を見ながら、マンガ作品の講評を行っていきます。これらは無料で一般参加が可能な、公開された授業になりますので是非お立ち寄りください。
マンガの講評と言っても聞きなれない方が多いかと思いますので、下記にYouTube上に公開されている講義の動画を記載しておきます!
簡単に言うと、実際にマンガを読みながら登壇者の方が「おもしろい/おもしろくない」だとか「狙いがうまく決まっている/決まっていない」だとかを評価、判断するような感じです。これに加えて今回は<一冊の同人誌>としての完成度も問われますので、そういう面での評価も下されます。
『同人誌売上レース』って何?
特別公開授業が行われるCOMITIA142では、ひらめき☆マンガ教室の生徒がA、B、Cの3チームに分かれ、各々が自作した同人誌を展示販売しております。生徒たちは各々のチーム内で同人誌のコンセプトを決め、マンガを描き、デザインや広報活動を行って同人誌の売上を競い合います。
本売上レースはCOMITIA126から続くもので、コロナ禍を挟んだためにCOMITIA内で行われるのは3回目になります。
COMITIA142で展示販売される三冊の本は下記のとおりです!
Team-A 「ぼくたち、秘めてます。」
楽しかったり、寂しかったり、たまに笑い話だったり。
秘めている事は人それぞれ。最後までめくって、秘密の物語を―↓概要↓
「秘密」がなければ物語は始まらない!
9人の作家が紡ぐ「秘密」にまつわる作品集。
日常モノから、アングラやファンタジーまで、
個性をぎゅっと凝縮させた総計156ページの合同マンガ誌。------
少年ジャンプ+に連載中「マリッジトキシン」の原作者 静脈のインタビューも掲載。試し読みはコチラ
Team-B DEADLINEs
越えたいライン。越えられないライン。
↓概要↓
“デッドライン”に魅入られた作家たちのコミックアンソロジー。
果たして越えるのは死線か、友情か、はたまたコンプライアンスか、まさか締め切りか―?
様々な“デッドライン”を漫画の力で面白く伝えます。------
《漫画家・大井昌和先生へのインタビューも収録!》
試し読みはコチラ
Team-C 『POWER』
全力☆ヒロインアンソロジー
↓概要↓
はじける活力が、あなたの明日を輝かせる――。
最強の”かわいい”を取りそろえた、
全力☆ヒロインアンソロジー『POWER』ここに爆誕!
あふれる”かわいい”をお楽しみください!------
特別インタビュー「週刊少年サンデー連載作家 由田果に聞く マンガ家になる!ということ」も収録!
試し読みはコチラ
さらなる詳細については、下記サイトをご覧ください。
おわりに
というわけで、COMITIA142にて行われる会場内企画『ゲンロン ひらめき☆マンガ教室特別授業2022』及び『同人誌売上レース』をご紹介いたしました。
マンガを描きたいな~と思っている方。
プロデビューしたいんだけど、あと一歩が難しいという方。
趣味で描いてるんだけど、ほかのあり方も気になるという方。
11月27日(日曜)にはぜひ東京ビッグサイトにお越しください~。